
知らない人はまずいない、宝石の最高峰ダイヤモンド。
実は、パワーストーンとしても非常に高いパワーを持つ石であるということをご存じでしょうか?
今回は、ジュエリー(宝石)ではなく、パワーストーンとしての「ダイヤモンド」について、詳しくお伝えします!
ダイヤモンド(Diamond)とは
ダイヤモンドは透明度の高さと、非常に美しい輝きで人々を魅了してやまない宝石で、無色のものが有名ですが、実はブルー、ピンク、ブラックなど様々な色のバリエーションがあります。
ブルーやピンクのものなどは希少価値が高く、高値で取引される傾向があります。
ダイヤモンドの特徴
宝石の中で頂点に君臨するダイヤモンドは、実はパワーストーンとしても「最強」と呼ばれるパワーを誇っています。
パワーストーンとして考える場合のダイヤモンドは、八面体の原石が最高の状態とされます。この八面体という形は、天のパワーと地のパワーを統合する理想的な形とされ、未来を切り開いて前進するエネルギーや、カリスマ性をもたらします。
対して、磨かれたりカットされたダイヤモンドは別の側面が活性化し、強烈な二面性を持つようになると言われます。プラスのパワーだけでなく、マイナスのパワーも大きく増幅し強調させます。
他のパワーストーンの力を増幅する鉱石として有名なのは水晶ですが、ダイヤモンドにもその増幅効果があり、水晶とは段違いのパワーを発揮します。
他のパワーストーンのパワーを増幅させるだけでなく、持ち主の思いや希望を増幅させ、実現へと導く力も持ちます。
鉱物学で見るダイヤモンド
「地球上で最も硬い鉱物である」ことと、「炭素(C)のみでできている」
のがダイヤモンドです。
炭素のみでできているダイヤモンドは、元素だけで見るなら鉛筆の芯(グラファイト / 石墨)と同じものです。驚きですね。
地下深くの「マグマ層」という高圧高温の環境におかれることで炭素の原子が圧縮され、規則正しく揃って結晶となることで、グラファイトとは比較にならない程の硬度と透明度となったものが、ダイヤモンドなのです。材料は同じでも、製造過程が違うことで全く違う鉱物になるというのが非常に面白いところですね!
そんなダイヤモンドの硬度は、鉱物の中でも最高の「モース硬度10」を誇ります。
モース硬度は高いほど傷がつきにくく、摩耗しにくいことを示しています。
ルビーやサファイア(モース硬度9)と比較すると、約9倍の傷つきにくさを示すとされます。
よって、ダイヤモンドを傷つけることができる自然の鉱物は、同じダイヤモンドだけとされ、普通の環境ではほとんど摩耗することはありません。
また、あまり知られていないところでは、ダイヤモンドの熱伝導率の高さと、熱膨張率の低さがあります。
熱伝導率は銀の約5倍と非常に熱を伝えやすいため、宝石としてではなく、工業用の素材としても重用されてきました。
ストーンデータ
パワーストーンの名前 | ダイヤモンド(Diamond) |
和名 | 金剛石(こんごうせき) |
運気 | 想念の増幅、意志の強化。不屈の精神、ゆるぎない美をもたらす。永遠の絆を約束する。 |
意味・宝石言葉 | 誕生の秘密、永遠の絆、栄光、清浄無垢
不屈の精神 |
誕生石 | 4月の誕生石、牡羊座・獅子座の守護石 |
色 | 無色、黄色、褐色、ピンク色、青色、緑色、黄緑色、橙色、灰色、白色、黒色 |
原産地 | 南アフリカ(アフリカ大陸)オーストラリア、ブラジル、ロシア、中国、インド、インドネシア 等 |
こんな方におすすめ
」厄災や困難を避けて目的を達成する力を与えるとされているダイヤモンドは、お守りが欲しい方、困難を乗り越えて成功したい方に特におすすめのパワーストーンです。
また、増幅するというパワーを持つダイヤモンドなので、才能を強化する、持つ人の潜在能力を増幅させる、意志を強く持てるようになる、などの効果があります。
それを踏まえて、ダイヤモンドをおすすめしたいのは以下のような方です。
- 意志を強く持ちたい人
- 永遠に続く愛が欲しい、愛情を守り続けたい人
- 強さが欲しいと思っている人
- ぶれない強さが欲しいと願っている人
- 他人の干渉やマイナスの影響から身を守りたい人
- エゴを手放し、穏やかさを得たいと願う人
- 心を浄化したい人。頭や心をクリアに保ちたい人
- 目標や願望を実現させたい人
- 必要な人脈やビジネスチャンスを引き寄せたい人
- 強い効果のあるお守りが欲しい人
ダイヤモンドの持つ効果・意味
純粋な思いを抱き続ける
「永遠に続く愛」を象徴するジュエリーとして、知らない者はいないダイヤモンドですが、パワーストーンとして見た時には少し意味合いが変わってきます。
ダイヤモンドは「純粋な愛」に留まらず、「純粋な思い」を抱き続ける力を授けてくれる石なのです。
その高い透明度と美しい輝きは、まさに純粋で無垢な気持ちの象徴です。ダイヤモンドを傷つけられる自然物は他には存在せず、何があっても変わらない状態を示します。
ダイヤモンドが象徴する「純粋な気持ち」が示すのは、愛はもちろん、仕事への純粋な情熱や、友情や家族愛などの大切な相手への思いも含まれます。
ダイヤモンドは、永遠不滅の純粋な気持ちを守るというパワーを持つ石なのです。
パワーを増幅させる
これまでに述べてきたように、ダイヤモンドの一番の特徴は「増幅させる作用がある」ことです。
他のパワーストーンと組み合わせれば、そのパワーストーンの作用を極限まで高め、持ち主の精神に対してもそのまま助長すると言われています。
ダイヤモンドは、身に着けた人の心を高揚させ、励ますパワーがあります。
ポジティブな思いや考えを持っていればそのプラスの思いを増幅させてくれますが、逆にネガティブな感情や欲もネガティブのまま増幅させてしまうので、ダイヤモンドを持つ時には自分の気持ちがマイナスに傾かないよう常に律する必要があります。
ダイヤモンドの歴史・言い伝え
「Diamond」という名前は、ギリシャ語の「adamas(征服しがたい)」という言葉が由来となっています。
もとは、ダイヤモンドだけではなく非常に硬い石全般を指していたと考えられており、硬くて加工しにくい(御しがたい)という面から、そのように名付けられたと推察されます。
また、石を磨いたりカッティングする技術が未熟だった古い時代には、あまりに硬く扱いにくいことから、ルビーよりも低い価値の石だとされてきたこともあるそうです。
今でもエンゲージリングには欠かせない宝石ですが、その始まりは15世紀にオーストリアのマクシミリアン一世がフィアンセに贈ったことであるとされています。
それ以来、ダイヤモンドは「永遠の愛が続くことを約束する石」として揺るぎない地位を保ち続けています。
ダイヤモンドの浄化方法
- 水晶クラスターに一晩載せておく
- ホワイトセージの煙で燻す
- 月の光の下に一晩置いておく(満月の夜が尚良い)
- 太陽光の当たる場所に半日置いておく
- 流水や湧き水ですすぐ
強靭なダイヤモンドは、どのような浄化方法でも問題がない石です。
ただし、カラーダイヤモンドの場合のみ、紫外線の影響で色が変化すると言われているため、日光での浄化は避けたほうが良いでしょう。
また、ホワイトセージの煙で燻して浄化する場合は、ごくまれに輝きが鈍ることがあるとされます。
気になる人は避けておいた方がよいでしょう。
ダイヤモンドと相性の良い組み合わせ
パワーストーンの組み合わせ | 効果 |
ダイヤモンド×翡翠(ひすい) | 翡翠がもたらす長寿や繁栄などのパワーを増幅させる。 |
ダイヤモンド×ブルーサファイヤ | 恋愛運アップ。カップルの心を強く結びつける。 |
ダイヤモンド×ターコイズ | 困難を乗り越え繁栄をもたらす力。 |
ダイヤモンド×パール | パールがもたらす財運、家族運、健康運を守る力。 |
ダイヤモンド×ルビー | 戦いのお守り。勝利と栄光をもたらす。 |