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フローライト(fluorite)

フローライトは淡い緑と紫色が美しいパワーストーンです。加熱や紫外線により蛍光する特性を持っており、それが和名の蛍石の由来にもなっています。

フローライトは知力を授け、勉強運アップさせる他、ストレスを緩和し精神を安定させる効果もあると言われています。

フローライトの鉱物情報や効果、おすすめの人の特徴や相性の良い石を紹介します。

フローライト(fluorite)とは

フローライトとは、主にひとつの結晶の中に淡い緑色と紫色を持つパワーストーンです。

緑や紫以外に黄色、青色、灰色などのカラーバリエーションがあり、単色の場合はフローライトの前に色の名前が付きます。

例えば緑ならグリーンフローライト、黄色ならイエローフローライトという具合です。

フローライトは紫外線を当てたり加熱すると蛍光を放つ特性があります。また、天才の石という異名を持ちます。

この由来は、フローライトの和名の蛍石の由来ともなった蛍光性質です。普通ではありえない、石が光ると言うことが天才の石の由来と考えられています。

フローライトの特徴

フローライトの特徴はやはり蛍光性質でしょう。紫外線を当てると発光しますが、実はこれはフローライトの中でも一部の石でのみ見られる特徴です。

実はただ加熱するだけでも発光しますが、加熱によって割れてはじける危険があるので、安易な実験は避けるようにしましょう。

加熱によるフローライトの発光を見てみたい場合は、事前の入念な準備が必要です。

また、もう一つの特徴としてへき開が良いことが挙げられます。へき開とは、鉱物の結晶および岩石の割れ方がある特定の方向に割れやすい性質のことです。

フローライトはこのへき開の良さによって、綺麗な正八面体の結晶に割れます。

また、モース硬度は4と天然石の中では比較的弱めの硬度であり、フローライトはモース硬度の指標となっています。

フローライトは濃硫酸に入れて熱を加えるとフッ化水素を発生させるという特徴も持っています。

鉱物学で見るフローライト

鉱物学においてフローライトはハロゲン化鉱物の1種に分類されます。古くからパワーストーンとしてだけではなく、工業面でも大変役に立ってきた石です。

古くは製鉄などの融剤として使われ、フッ素の貯蔵でも役立ちました。

また、アルミ精錬の融剤に使われるヘキサフルオロアルミン酸ナトリウムという物質の原材料でもあります。

近代においては望遠鏡やカメラレンズの高性能化の為に使われる特殊材料として重要な役割も果たしています。

フローライトの中でも高純度の物は、紫外線や可視光線、赤外線といった多くの種類の光を透過させることが出来ることから光学材料としてとても素晴らしい素材なのです。

また、色分散が小さく、光学ガラスとは異なる傾向を持つので、フローライトと光学ガラスを組み合わせて作られたレンズはそれぞれの相乗効果によって極めて優れたレンズとなり、蛍石レンズと呼ばれます。

ただし、このレンズの材料となるフローライトは単結晶を使用する為、大型化が難しく直径が20cm程度のレンズでなんと100万円以上はする高額な物になります。

2014年に日本の岩谷産業という企業が世界で初めてフローライトの人工合成に成功して話題となりました。

鉱石としてのフローライトは比較的安価ではありますが、工業材料として使われるフローライトは高価である為、岩谷産業の技術によりフローライトを用いる工業製品は飛躍的な進歩を遂げる手がかりを得たと言っても良いでしょう。

ストーンデータ

パワーストーンの名前 フローライト(fluorite
和名 蛍石(ホタルイシ)
運気 仕事運、勉強運
意味・宝石言葉 芸術、勉強、希望、天才
誕生石 3月1日の誕生石
緑、紫、青、黄色、灰色、無色透明
原産地 中国、アメリカ、スイス、イギリス、イタリア、チェコ、ドイツ、ポーランド

こんな方におすすめ

フローライトは知力を高める力があるとされるパワーストーンです。

その他にも精神面を安定させる、ストレスを緩和するとも言われています。フローライトがおすすめの人の特徴を詳しく紹介します。

  • 受験のお守りが欲しい人
  • ネガティブな感情を取り払いたい人
  • 頭の疲れを解消したい人
  • 集中力を高めたい人
  • 記憶力を高めたい人
  • 発想力が欲しい人
  • 抑圧された感情を解放したい人
  • 精神を鍛えたい人
  • 心身のストレスを解消したい人
  • 解決しにくい問題をなんとかしたい人
  • 物事の真実を見極る力が欲しい人
  • 精神面で成長したい人
  • 迷いや葛藤がある人
  • 緊張をほぐして実力を発揮したい人
  • 毎日をポジティブに過ごしたい人

フローライトの持つ効果・意味

フローライトは集中力や直感力を高め、勉強のサポートをしてくれるパワーストーンとして有名です。受験のお守りとして最適です。

その他に精神を安定させたりストレスを緩和したりする効果もあるとされます。また、変化への対応力を授け、変化によって起こる新しい発見の糸口に気付かせてくれるとも言われています。

フローライトの持つ効果や意味をそれぞれ詳しく解説します。

知力を高める

フローライトは持ち主の直感力を高め、脳を活性化させる効果があるとされています。その為、明晰性や記憶力のアップにも効果があると言えるでしょう。

知力を高め勉強運を上げる他にも、勉強で疲れて熱を持った頭をクールダウンし疲れを取るとも言われているので、受験生のお守りとしてぴったりのパワーストーンです。

フローライトは固まりがちな思考パターンを解きほぐし、持ち主の抑圧されている感情を解き放つとされているので、柔軟な思考や発想力を授けてくれます。

受験などの勉強の他にも、研究をしている人やアイデアを商売にしている人のお守りにもおすすめです。

精神の安定・ストレスの緩和

精神の安定とストレスを緩和してくれる力を持つフローライトはストレス社会と言われる現代社会にぴったりのパワーストーンと言えるでしょう。

知らぬ間に溜まってしまうストレスから持ち主を解き放ち、さざ波立った精神状態を落ち着けて穏やかな状態にしてくれます。

また、持ち主がネガティブな思考に捕らわれた時には、ネガティブな思考を取り払ってポジティブな思考を授け、持ち主が前を向いて歩いていけるようにサポートをしてくれます。

ストレスの緩和の他に、ストレスからくる不眠にも効果があるとされるので、不眠で悩んでいる人はフローライトの結晶や置物を枕元に飾ると良いでしょう。

発見・気付きの力を授ける

天才の石の異名を持つフローライトは、加熱や紫外線によって石が光ることからその異名が付いたとされますが、その光る性質から閃きの力を与えるとも言われています。

フローライトを持っていると、難しい問題にぶつかった時に解決の糸口を発見出来ると言われているので、問題を解決する為のサポートが欲しい人にぴったりです。

人が新たな環境に置かれた時、不安からネガティブな思考に陥ってしまうことがあります。例えば、幸せなはずの結婚でも急速に周りの環境が変化していく不安からいわゆるマリッジブルーに陥ることがあります。

このように、周囲の急激な変化に耐えられる人は多くはありません。多くの人は変化に不安を抱き、ネガティブな思考に捕らわれてしまいます。

そんな時に、フローライトは持ち主の思考や視点をポジティブなものに変え、変化の中で起こりうる良いことに目を向けさせてくれます。

引っ越しや転職などの急激な変化が苦手な人は、お守りにフローライトを持つと環境変化によるストレスを緩和してくれるでしょう。

フローライトの歴史・言い伝え

フローライトの語源はラテン語で「流れる」を意味する「fluere」と言われています。

フローライトの歴史は古く、工業用の鉱物として使われていることは前述しましたが、その他にも世界中で彫像や薬としても使われてきました。

古代エジプトにおいては、復活を象徴するスカラベという神様の彫像の材料として使われた伝説があります。

また、中国では腎臓に効く漢方薬として粉末が用いられたと言われています。

フローライトの浄化方法

フローライトは太陽光や水、塩分で変質する場合があります。日光浴や流水ですすぐ、盛り塩に乗せるといった浄化方法は避けた方が良いでしょう。

その他でフローライトに向いている浄化方法は以下の方法が挙げられます。

  • 水晶のチップやクラスターに乗せる
  • 月光浴させる
  • 乾燥セージをいぶした煙にくぐらせる

フローライトと相性の良い組み合わせ

 

パワーストーンの組み合わせ 効果
フローライト×ローズクォーツ 恋愛のトラブルの解決
フローライト×ラベンダーアメジスト 仕事・勉強の集中力を授ける
フローライト×アクアマリン 学習能力アップ
フローライト×ブルームーンストーン 潜在能力の開花
フローライト×アパタイト 勉強運アップ

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