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クンツァイト

クンツァイトは淡く美しいカラーに、内包物の光の反射によって浮かび上がるシャトヤンシーが魅力的なストーンです。

リチウムの資源としても注目が高まっているクンツァイトについて、基本的な情報から伝承やおすすめの使用法、相性の良い組み合わせや浄化方法までまとめてお届けします。

クンツァイト(Kunzite)とは

クンツァイトは別名リシア輝石(リチア輝石)と呼ばれ、鉱物の総称としてはスポジュミンもよく知られています。

そのリシア輝石の中でも桃色や紫色を表したものがクンツァイトと呼ばれるのです。黄色のものもメジャーですが、こちらは厳密にはトリフェインという名称です。

また、黄緑色や緑色のものはヒデナイトと呼ばれ、リシア輝石の中でもたいへん希少価値の高い宝石として評価されています。

一般に流通する際には、ヒデナイト以外はほとんどクンツァイトとして販売されています。

加熱すると著しい熱発光を見せるため、色合いを鮮やかにするために人工的な加熱処理を施したものもあるようです。そのようなものでも、エネルギーにはこれといって影響はありません。

クンツァイトの効果としては、他者へ豊かな愛情を注ぐ余裕をもたらすとされ、無償の愛を教えてくれると言われています。

慈悲深く思いやりのある心を育むため、コミュニケーションにおいて不安がある人やトラブルを抱えている人におすすめです。

また、トラウマや過去の辛い経験によって負ってしまった心の傷を癒し、未来へ踏み出す勇気を与えるとされています。

さらに、持ち主の創造性を高めてインスピレーションを与え、クリエイティビティを高める効果もあります。

クンツァイトの特徴

クンツァイトはライラック・ピンクという紫がかった桃色が特徴です。薄いピンクのものや、より紫に近いものなど、濃淡はさまざまです。

薄い色合いのものは透明度が高く、クリスタルの中に水彩でほんの少し色を落としたような、静穏な美しさを持っています。

非常に優しく淡い色合いをしていて、見ているだけで心が癒され穏やかな慈しみに満たされていくようです。

管状の細いインクルージョン(内包物)があり、それに光が反射することでしばしばシャトヤンシー効果(キャッツアイ効果)を見せます。

動物の瞳のように幻想的な輝きを、様々なカラーで楽しめるということがクンツァイトの大きな特徴と言えます。

ひとつひとつ複雑で神秘的なきらめきを有するクンツァイトは、柔らかく成熟した愛に満ちたエネルギーを持っています。

特に他人への思いやりや慈愛に強く作用し、優しい気持ちで人に接することができるようになるパワーストーンです。このゆりかごのようなオーラも特徴の一つでしょう。

鉱物学で見るクンツァイト

スポジュミンという鉱物の一種で、紫色や桃色のものを指します。化学組成はLiAl[Si2O6]で、リチウムを主成分としています。桃色は内部のマンガンイオンによる発色です。

モース硬度そのものは6.5~7と低くありませんが、二方向に完全な劈開性を持ち、衝撃によって容易に割れてしまいます。結晶系は単斜晶系です。

宝石としての用途以外に、リチウム電池などの需要の高まりによって、リチウムの資源としても注目が高まっています。

ストーンデータ

パワーストーンの名前 クンツァイト(Kunzite
和名 リシア輝石(りしあきせき)、リチア輝石(りちあきせき)
運気 恋愛成就、対人関係運、仕事運、リラックス・ヒーリング
意味・宝石言葉 純愛、失恋の癒し、恋人の到来、慈愛と献身、無条件の愛、精神のバランス、寛容
誕生石 4月24
桃色、紫色、黄緑色、黄色、緑色
原産地 ブラジル、マダガスカル、アメリカ、アフガニスタン、メキシコ、ミャンマー

こんな方におすすめ

クンツァイトは失恋や友人との訣別など、何か大きな傷や悲しみの中にある人におすすめです。愛を恐れる心を優しく癒し、トラウマを乗り越えて次の愛へと向かう手助けをしてくれます。

また、コミュニケーションの中で批判的になりすぎたり、他者への思いやりを忘れかけてしまったりしている人にも効果を発揮します。

自分自身を愛するというよりも、周囲へ無償の愛を与えるきっかけ、その余裕をもたらすパワーストーンです。

深く穏やかな慈愛は持ち主を魅力的で成熟した人物に見せます。良縁を探している人や、片思いをしている人にも大らかで愛情深い心を養うためにおすすめです。

クリエイティブな職業の人には、やわらかく明るいインスピレーションをもたらしてくれるでしょう。持ち主の感性を高め、前向きな発想が降りてきます。

クンツァイトの持つ効果・意味

ここではいくつかの項目に分けて、クンツァイトの効果や意味を整理します。ここまでの解説と併せて確認してみましょう。

心身の傷を癒し、多忙な日々の疲れからも解放する

心に傷や疲弊を感じているとき、悲しみに包まれているときや、日々の中でストレスに苛まれているとき、クンツァイトの静穏で優しいオーラはそれらをそっと癒してくれます。

特に人間関係で傷ついたときには大きな力を発揮し、ゆっくりと痛みを和らげ、次の出会いや愛すべき人々の方向へ一歩踏み出す後押しになります。

忙しい日々の中で余裕のない心に、自他への慈しみを取り戻させるはたらきがあります。

他者への思いやりや無償の愛を教える

クンツァイトは他人に批判的になりすぎている人、ちょっとしたことが気になってしまいトラブルに発展する人に大らかさを与え、慈悲深さをもたらします。

石言葉にもあるように、周囲に対して寛容になり、コミュニケーションにおける軋轢を緩和してくれるでしょう。思いやりを持って他者に接することができるようになるため、接客業、教職や介護職にもおすすめです。

恋愛においても愛に満ちた人物はやはり魅力的なものです。パートナーへの惜しみない愛情は、夫婦円満や恋愛成就に効果があるでしょう。

創造性を高めインスピレーションをもたらす

他者への寛容さや優しさが育まれるということは、周囲がよりよく見えるようになるということでもあります。視野が広がれば選択肢も広がるものです。

クリエイティブな仕事をしている人は特にその恩恵を受けやすいでしょう。

クンツァイトは、明るくポジティブなひらめきを促し、創造性と生産性に満ちた素晴らしいアイデアが生まれる契機を作ります。

クンツァイトの歴史・言い伝え

クンツァイトが発見されたのは、1902年のアメリカはカリフォルニア州です。高名な宝石学者の「クンツ博士」に由来して名付けられ、以降広く愛されてきました。

カリフォルニアで発見されたことから、「カリフォルニア・アイリス」の異名を持ちます。アイリスは鮮やかな紫色の花で、その色に由来したものと思われます。

ただ実際の色味としてはピンクに近いため、多くはライラック・ピンクと表現されます。

ちなみに、スポジュミンの中ではクンツァイトが最も遅く発見されました。1877年にはブラジルで黄色のトリフェイン、1879年にはアメリカでヒデナイトが発見されています。

しかし、これら同種の石が宝石として有名になったのは、クンツァイトが発見されて以降だと言われています。

クンツァイトの浄化方法

クンツァイトは紫外線や熱に弱く変色のおそれがあるため、日光浴は適していません。また、塩も変質のおそれがあるため避けた方が無難です。

水分に弱いわけではありませんが、衝撃に弱いため、水で手が滑って落としてしまうと割れてしまいかねません。そのため、流水もあまりおすすめはできません。

月光浴、水晶クラスターにのせる、セージやお香で燻す、音による浄化がおすすめです。

劈開性によって割れやすい性質を持っているため、取り扱いには十分注意してください。

クンツァイトと相性の良い組み合わせ

パワーストーンの組み合わせ 効果
クンツァイト+アマゾナイト 視点を変えるクンツァイトと、前向きで希望に溢れたアマゾナイトで明るい発見や発想の転換を与える。
クンツァイト+ラリマー 穏やかなコミュニケーション能力を育むラリマーと組み合わせることで、共感能力と思いやりを与える。
クンツァイト+シトリン 子育てや介護など、ストレスに晒されがちな人におすすめの組み合わせ。精神的なエネルギーを清潔なものに保つ。
クンツァイト+ピンクオパール 女性性の象徴とも言われるピンクオパールと組み合わせることで、母性愛の満ちた心へ。子育て中の人におすすめ。
クンツァイト+アメジスト+インカローズ 他者へ愛を注ぐことで疲労、消耗してしまう人を癒す組み合わせ。自分自身も慈しみ、癒すことに繋がる。
クンツァイト+ローズクォーツ 他者への愛を育むクンツァイトと、自分を慈しむローズクォーツ。バランスよく慈愛を与える。
クンツァイト+ルビー 運命の出会いを引き寄せると言われるルビーと組み合わせて良縁に繋げる。
クンツァイト+ブルートパーズ 希望と幸福、喜びをもたらすブルートパーズと組み合わせ、他者に寛容で豊かな愛情に満ちた日々へ導く。
クンツァイト+ピンクトルマリン 愛に溢れた組み合わせ。純粋で穏やかな愛と優しさを醸成し、幸福な人生を引き寄せる。
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