
エメラルドという名前は誰しも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
エメラルドは、古来より世界各地で宝石として珍重されてきた石ですので、数百万円を超えるジュエリーを想像する方も多いでしょう。
しかし、原石はそれほど値段が高くないことを知っている人は少ないかと思います。例えば天然石ブレスレット用のビーズなら数百円で手に入ることもあるのです。
この記事では、エメラルドの意味や歴史、浄化方法から相性の良い石までご紹介します。
エメラルドを持ってみたいけれど、数百万円はとても出せないという方は多いでしょうが、数百円で購入することができるのなら、ぜひ手にしてみたいですよね。
エメラルドはとても強力なパワーを持つ石です。ぜひ、この記事でエメラルドのことをもっと知って、エメラルドを手にしてみてください。
エメラルド(Emerald)とは
エメラルドとは、世界三大宝石(ルビー、サファイア、エメラルド)のひとつに数えられる世界的に有名なストーンです。
ルビー、サファイア共に美しい宝石ですが、エメラルドは世界で一番有名な宝石、ダイヤモンドに次ぐ人気を誇ると言われています。
そんなエメラルドはベリルという鉱物の1種です。ベリルには非常に多くの種類があり、ベリルに含まれるアルミニウムのうち極わずかな量がなんらかの原因により別の物質に置き換わり、様々な石へと区別されます。
ベリルの代表的な仲間としては、3月の誕生石として有名なアクアマリンや、淡いピンクが美しい希少石モルガナイトがあります。
それらベリルの中で、緑色に色づいたものがエメラルドと呼ばれるわけです。
ところで、エメラルドは元々その結晶は地球に存在せず、地球の変動により岩石に熱や圧力が加わって性質が変わり、さらに他の岩石と混ざり合うことで変成作用が起こります。
そして、エメラルドの結晶ができるのです。エメラルドはこのように特別な条件下のみでしか誕生しない貴重な鉱物です。
そのため、産出される地域も世界中でも限られます。その結果、とても希少価値が高く高価な宝石となったのです。
ストーンデータ
パワーストーンの名前 | エメラルド(Emerald) |
和名 | 翠玉(すいぎょく)、緑玉(りょくぎょく) |
運気 | 癒し・成功をもたらす・恋愛運アップ |
意味・宝石言葉 | 愛・聡明・結婚・家庭円満・成功・高貴 |
誕生石 | 5月の誕生石 |
色 | 澄んだ緑色 |
原産地 | コロンビア・ザンビア |
こんな方におすすめ
エメラルドは主に、「癒し」「成功」「愛」という意味があります。以下に該当する方は、エメラルドを身につけてみてはいかがでしょうか。
- 聡明さを持ちたい人
- 優しさをもちたい人
- 癒しが欲しい人
- 周囲の人に優しくする余裕が欲しい人
- 人間関係で悩んでいる人
- 邪気除けのお守りが欲しい人
- 肉体の疲れの悩みがある人
- 愛情を育みたい人
- 仕事で成功したい人
- 洞察力を高めたい人
- パートナーの浮気を防止したい人
- 夫婦愛を深めたい人
- 家族の絆を深めたい人
- 自分自身を愛してあげたい人
- 恋愛を成就させたい人
- 人として成長したい人
- 忍耐力をつけたい人
- 思考力をつけたい人
- 判断力を鋭くしたい人
エメラルドの持つ効果・意味
エメラルドは「叡智」の石として古代よりそのパワーを崇められてきました。叡智とは、すなわち優れた知恵のことです。
その神秘的な深い緑色は持つ者の心を浄化し、人よりさらに高みにいる存在に近づけると信じられてきました。そのため、特に知的な職業にある人々や指導者と呼ばれる人の多くに愛されてきたパワーストーンです。
スピリチュアルな面でいえば、エメラルドは宇宙規模の叡智に通じる力があると言われています。また、エメラルドは「愛」の力が非常に高いことでも有名で、愛を静かに見守り背中を押してくれます。
一方で、持ち主が真実の愛の考えから離れてしまった時には、そっと軌道を直すよう促し本当の愛を教えてくれます。
そのため、恋愛成就のお守りとしても人気があります。例えば、恋は盲目という言葉がありますが、エメラルドはその盲目から持ち主の目を覚まさせ冷静に愛を育む力を授けます。
長続きする恋は結婚へ結びつくことも多いため、恋愛成就のほか、幸せな結婚へ導くお守りとしても非常に良い力を貸してくれます。
さらに、エメラルドの示す「愛」は、恋愛に限らず家族愛や友情の内の愛にも含まれる万物への愛です。家族や友人、周りの人への愛情を深めたい人にもとてもおすすめのパワーストーンです。
周りの人への愛情は、巡り巡って自分へ返ってきます。「情けは人のためならず。」このことわざがぴったりの力を授けてくれるのがエメラルドです。
ちなみに、情けは人の為ならずとは、情けは人のためにならない。という意味ではなく、情けを人にかけることはその人のためだけではなく、自分のためにもなるという意味です。
他にも、肉体の疲労を回復させる、邪気を払うと言った意味があり、癒しの力も持つまさに万能の石と言っても過言ではないでしょう。
エメラルドの歴史・言い伝え
エメラルドの語源は、サンスクリット語で「緑色の石」の意味がある「スマラカタ」です。
それがギリシャ語の「スマクラグドス」からラテン語の「スマラグダス」と変化してゆき、「スマラルダス」に変化しました。
そして、そこからさらに古フランス語で「エスメラルド」に変化し、最終的に現在の「エメラルド」になったと言われています。
エメラルドの歴史は古く、一番古いもので今から約4000年も昔の古代バビロニア時代の記録に登場します。そして、古代ローマ、ギリシャ時代にも人々に崇められ、大切にされてきました。
古代エジプトでは世界三大美女の1人として数えられる、かの有名なクレオパトラもエメラルドを愛し、なんとエメラルドの鉱山まで作ってしまったという伝説があります。
その他にもキリストが使った聖杯が、エメラルドで作られていたという伝説があった、ローマ帝国の皇帝、カエサルが傷や病気の治療にエメラルドを使い、大変な数のエメラルドを集めていたという伝説もあります。
このように、エメラルドは世界中に様々な伝説のあるオアワーストーンです。さらに中世ヨーロッパ時代では、エメラルドは錬金術師たちから「ヘルメスの石」と呼ばれ、医療の場で治療に役立つと信じられ重宝されました。
また、魔女の伝説が信じられていたころ、「魔女はエメラルドのあるところには近づかない」という言い伝えが信じられており、魔除けのお守りとして大切にされていたそうです。
エメラルドはいつの時代においても、その美しさもさることながら、パワーがとても強い石として大切にされてきたことが分かります。
エメラルドの浄化方法
エメラルドにおすすめの浄化方法は以下の3つがあります。
- 水晶チップに乗せる
- セージをいぶした煙にくぐらせる
- 月の光に当てて浄化する
エメラルドは硬度が固いわりには傷つきやすく、変質の危険もあるので、以下の方法は避けた方が良いでしょう。
- 水晶クラスターに乗せる
- 太陽光に当てる
- 流水ですすぐ
エメラルドと相性の良い組み合わせ
パワーストーンの組み合わせ | 効果 |
エメラルド×ルビー | 情熱のパワーを高める |
エメラルド×サファイア | 仕事運、起業のお守り |
エメラルド×アクアマリン | 幸せな恋愛を経て結婚へ導く |
エメラルド×アメジスト | 強力な恋のお守り |
エメラルド×ラピスラズリ | 強力な総合運気アップのお守り |
エメラルド×ヒスイ | 叡智の力を授ける |
エメラルド×チャロアイト | 超強力な癒しの力を発する |