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グリーンフローライト(Green fluorite)

優しく繊細な印象のパワーストーンであるグリーンフローライトは、火の中に投げ入れると蛍の光のように美しく輝くことから、日本では「蛍石」という名前で知られています。

また、「感性の石」と呼ばれ、石の持ち主の潜在意識に働きかけ、夢や希望に改めて気づかせてくれる石とされています。

他にも、疲れた心やストレスを癒し、集中力を高めるなどの効果があります。

今回は、そんなグリーンフローライトについてお伝えします。

グリーンフローライト(Green fluorite)とは

フローライトはラテン語で「溶けて流れる」を意味する「fluere」が語源となって名付けられました。

流れゆく小川のような、清らかで繊細な印象の石ですが、内に秘めたエネルギーは滝のように力強いと言われています。

様々な色バリエーションを持つ石ですが、そのうち緑色をしたものをグリーンフローライトと呼びます。

優しく儚げな姿とは裏腹に「天才の石」とも呼ばれ、思考力や発想力を高めてくれます。誰からも好まれる、透明感のある穏やかな色合いが、非常に人気の高い石です。

グリーンフローライトの特徴

それでは、フローライトのシリーズの中でも、グリーンのフローライトにはどういう効果や特徴を持つのでしょうか。

緑という色には、平和やリラックス、癒しという意味合いがあります。

疲れているときに植物の緑を目にすると少し心が穏やかになるように、色自体に安らぎのパワーがあります。

そんな緑色のグリーンフローライトは、ストレスをデトックスする効果が高いと言われるフローライトシリーズの中でも、特に癒しの力が高く、深い安らぎを持ち主にもたらしてくれます。

また、緑に「知性」のイメージを持つ方も多いと思いますが、そのイメージ通りに思考力や理解力を高めるパワーが強いといわれています。

そのため、勉学や仕事などで集中したい、今よりも向上したいと考えている方にもおすすめです。

鉱物学で見るグリーンフローライト

フローライト(蛍石)はハロゲン化鉱物の一つで、熱水鉱脈の空洞中や温泉地帯中に生成されます。透明度が高く、透明ないし半透明をしています。

元々はローマ帝国において、鉱山から鉛を産出する際に副産物的に採掘されていた鉱石で、無色、白色、紫色、青色、緑色、黄色、ピンク色など、トルマリンに次いで多彩な色バリエーションを持ちます。

非常に特徴的なのが、フローライトのかけらを火で炙ると、光り輝きながら音を立ててはじけ飛ぶという現象です。

その様子が、蛍が飛び交っているように見えるので「蛍光(フルオレッセンス)」と呼ばれています。

またフローライトは、太陽やブラックライトなどの紫外線の光を当てると発光するという特徴も併せ持ち、それが和名の「蛍石」の由来となっています。

ストーンデータ

パワーストーンの名前 グリーンフローライト(Green fluorite
和名 蛍石(ほたるいし)
運気 思考力アップ、感性を豊かにする、ストレスを癒す、集中力を高める
意味・宝石言葉 少しの希望・芸術・勉強・内気
誕生石 7月10日の誕生石、魚座の守護石
透明感のある緑色(濃いものも淡いものもある)
原産地 スペイン、モロッコ、中国、アメリカ

特にアメリカのイリノイ州で産出されるものは上質で有名。

こんな方におすすめ

透明感のある見た目の通り、非常に爽やかなエネルギーを持つグリーンフローライトですが、実は強い浄化と癒しの作用を持っており、あらゆるネガティブなエネルギーから持ち主を守り、悪い影響から持ち主の心身を浄化し安定させます。

その他にも、余計な考えや古い固定観念から持ち主を解放し、思考力を高めてくれます。

そんなグリーンフローライトは、以下のような方におすすめです。

  • 心身のストレスから解放されたい
  • 解決するのが困難な問題を抱えている
  • 迷いや葛藤を取り払いたい
  • 気持ちを安定させ、直感力を高めたい
  • 物事の真実を見極めたい
  • 知性や創造性を高めたい
  • 仕事や学業などで成長したい
  • 自分に合った仕事を見つけたい
  • 精神的に成長したい
  • あがり症で本来の実力が発揮できないことを克服したい
  • ポジティブな気持ちで毎日を過ごしたい
  • 余計なことを考えず、集中力を高めたい

グリーンフローライトの持つ効果・意味

グリーンフローライトの持つパワーには、どのような効果や意味があるのでしょうか。ここでは、代表的なもの2つに絞って詳しくお伝えします。

迷いを取り払い、知恵をもたらす

グリーンフローライトは、精神を集中させて直感力を高める効果があります。

その結果、問題を抱えて解決法や出口が見えなくなっている人に、目指すべき未来を示す希望のパワーをもたらすとされます。

また「天才の石」と呼ばれ、知性を司る石でもあるので、集中力や記憶力、理解力を高め、あらゆる学びをサポートしてくれます。

ストレスを癒し、緊張を緩和することで、持ち主が本領を発揮できるように助ける力もあるので、進学や資格試験の受験を控えている方におすすめの石です。

思考力を高め、人間的な成長を促す

フローライトの中でも、グリーンは特に思考力に働きかける力があるとされ、精神面での成長をサポートする特性が強いとされています。

凝り固まった考えや古い固定概念を壊し、柔らかい頭で物事を考えられるように思考力をサポートしてくれます。

特に持ち主が窮地に陥ってネガティブな気持ちに囚われた時には、ひらめきをもたらしポジティブに前進するのを助けてくれます。

その結果、謙虚な姿勢や新しい考えやアイデアを柔軟に受け入れることができるようになるので、人間的な成長、精神的な成長に繋がるとされています。

グリーンフローライトの歴史・言い伝え

ヨーロッパでは、金属から不純物を取り除いて純度を高める「精錬」をする際に、フローライトを用いていました。

なぜなら、フローライトと共に金属を溶鉱炉に投入すると、鉱石の中から金属を溶かし出す「融剤」としての働きをするからです。

世界各地で産出される石であるため、古代エジプトではスカラベや彫像などに使われ、古代中国や古代ローマでは、彫刻の素材にされるなど、歴史が深い石です。

また、中世の貴石誌には「フロースパ」という名で見かけられますが、当時はあまり人気のある石ではなかったようです。

グリーンフローライトの浄化方法

フローライトは水に溶けてしまう鉱物なので、浄化するのにも水分は避けるようにしましょう。また、塩による浄化にも弱いので、塩による浄化は避けましょう。

色の付いたフローライトは、紫外線で色落ちすることがあるので、日光浴での浄化も避けた方がベターです。

硬度としては柔らかく、傷が付きやすい石ですので取り扱いには注意しましょう。

また、劈開性が良いため、大胆に割れやすい性質です。衝撃を与えることは避けるようにしましょう。

グリーンフローライトと相性の良い組み合わせ

パワーストーンの組み合わせ 効果
グリーンフローライト×カイヤナイト 新しい視点をもたらし、物事の理解力を高める。知識の吸収を助ける。
グリーンフローライト×アメジスト 邪念を払い、集中力をアップさせる。集中力が持続するようにサポートする
グリーンフローライト×プレナイト 直観力、精神力を高め、自己成長を促す
グリーンフローライト×シトリン 大切な相手との関係性を育てる
グリーンフローライト×アクアオーラ 相手の思いを、直感的に素早く理解する

 

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